(ネタバレ注意)映画仮面ライダーギーツ&王様戦隊キングオージャー感想

昨日ついに「映画仮面ライダーギーツ 4人の狐と黒狐」「映画王様戦隊キングオージャー アドベンチャーヘブン」が公開となった。ギーツの映画限定フォームであるギーツワンネスの姿だが、いつもだったら映画公開当日の10時くらいに変身アイテムのプレバン販売告知と共に公開しそうなところ、今回は7/30の午前6時に公開と告知され、初日に観に行けない人への配慮がなされている上、

それまでに観れない人にもそれ以降ネットとか見ない方がいいと言っているようで若干の温情を感じるわけだが、僕は今日無事観に行くことができた。という訳で感想を書いていこうと思うのですが、ここはTwitterと違い個人ブログであり、タイトルにもネタバレ注意と書いた以上いくらでもネタバレし放題であるということで今回はあまり伏せずにやっていこうと思う。

映画王様戦隊キングオージャーアドベンチャーヘブン

やはり30分と短い尺ではあるもののそれを感じさせないつくりとなんと言っても圧倒的映像美!ほんとに映画として見応えがあったと思う。そんでもってデボニカを演じるあやねること佐倉綾音さんの声があまりにも良すぎる。デボニカ自体がほぼこの映画でのメインヒロインと言っても過言ではなく、劇中で披露する歌声も含め、デボニカ目当てであやねるファンは今作を観に行く価値があると言っても過言ではない。劇場キャラで言えば中村獅童氏演じるシュゴッダム初代国王ライオニールや雛形あきこ氏演じる前トウフ女王殿イロキも貫禄があり素晴らしかった。短い尺の中でも5人それぞれのパーソナルが描かれてる。特に好きなのがヒメノが両親と再開し誘われそうになるも現世に好きなものがたくさんあるからと払い除けるシーンだ。そして終盤、ライオニールの王鎧武装の際の詠唱と骨が群がる演出、そして姿の厨二的カッコ良さに痺れた。そしてラストを主題歌とエンドロールで締めるのではなく現世に戻ったデボニカがケーキを堪能して終わるというこれまでの戦隊映画になかった感じの締めもスッキリしてたと思う。唯一口出すとしたらもう少し尺を上げてもよかったのではないかと思う。

映画仮面ライダーギーツ4人のエースと黒狐

開始早々ジーンからオーディエンスになったと告げられ確信した。これは我々鑑賞者もデザグラを視聴するオーディエンスとして参加している鑑賞者参加型の映画だったのだということを!まさにギーツらしい仕掛けだなと思った矢先、緊急事態発生!ジャマト大樹が出現しいつもの3人(景和、祢音、道長)が大量のジャマトを相手する中、遅れて登場した英寿のギーツⅨで全て解決と思いきや、メラの手によってリセット。世界が4つに分離し英寿もまた

  • 力のみの英寿
  • 知恵のみの英寿
  • 運のみの英寿
  • その全てを失った英寿

と分離した。4人の英寿とはそういうことなのか!てか知恵の英寿以外マジでIQ2ぐらいな感じ。力の英寿に至ってはバックル投げて道長に変身補助されるわマグナムシューター道長みたいに鈍器として使うわでめちゃくちゃ。その後のギーツがバッファを肩車させてアクションするところはちょっとだけ某大ヒットインド映画を彷彿とした。そんなこんなで力、知恵、運の英寿は全て回収され、その3つの能力を基にxギーツレイズバックルにされてしまい、残ったのは何も持たぬ英寿のみ。この英寿がめちゃくちゃ弱く頼りにならない。そしてオカリナは舞台挨拶でネタにされるレベルで下手くそである一旦話をメラに移すのだが、チョコプラの長田さんの演技がめちゃくちゃハマっており、狂気的なキャラでありながらもクロスギーツに変身している時もかっこよくて驚いた。話を本編に戻し、ツムリに縛られ止められながらも向かおうとする英寿を見て、ツムリに行かせてあげなさいと諭すケイロウこと丹波一徹さんが年長者って感じがしてすごい良かった。そしてケイロウも参戦するも腰をやってしまい大ピンチとそこへホッパーケミーと仮面ライダーガッチャードこと一ノ瀬宝太郎が登場!かと思いきやまさかの海賊戦みたいな姿で登場(まあ制作発表会までキャストが誰か明かすこともできないんだろうけど)そしてついにガッチャードの活躍となるのだがハガ○ンのような錬金術アクションが披露された(本家と違ってグニャグニャでトリッキーな感じだったけど)そしてケイロウにライドケミーカードを渡すのであるがこれによってケイロウが今作のMVPとなるとは…。そしてクロスギーツの前にタイクーンもバッファも倒れる中、英寿が立ち向かう!確かに今の英寿は弱く敵うわけがない。だが英寿の一番の強みは力でも知恵でも運でもない。心なのだ。そしてみんなの想いでギーツワンネスコアが誕生し滅びた世界での最終決戦が始まる。ギーツワンネスの姿の第一印象、他ライダーのクレストが体に刻まれてて平成魂味を感じると共にところどころ虹色っぽい塗装で立体化めちゃくちゃしにくそうだなぁと。それにしても決戦の中で入場特典のIDコアが観る上で重要になってくとは(実は最初デザイアドライバー持ってないし特典は別にいいかなとも思ってた)

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そしてライダー集合後にまさか分裂時のバッファミサイルやラッキーが回収されるのもコメディチックながら良かった。そして最後にギーツ自体販促がうまい作品だったけどこの映画ほんとに劇場グッズの販促がうまい。あれはグッズも欲しくなっちゃうよ。

総括

キングオージャーの方は例年の戦隊映画と比べてしっかりと作り込まれてる稀に見る傑作。ギーツの方はコメディタッチながらしっかりとギーツらしさを兼ね備えギーツ1年間の集大成といった感じで今年も大満足でした